買う前に、専門家と一緒に現地を見る半日。不動産会社にも工務店にも属さない建築士が、住めるのか・直せるのか・いくらかかるのかを見極めます。
なぜ、買う前なのか
古民家の購入を相談すると、不動産会社やリフォーム業者の多くは「大丈夫ですよ」と言います。けれど、その言葉を信じて買い、あとから後悔した方を、私は何人も見てきました。
古民家には、写真や内見だけではわからない構造の見どころがあります。床下、小屋裏、基礎、そして石場建てならではの足元。直せる劣化と、やめておくべき劣化。その境界線を読めるかどうかで、買ったあとの費用も安全も大きく変わります。
判断の前に、利害関係のない専門家の目を一度だけ入れる。それが現地簡易診断です。
診断でみるところ
購入を検討している古民家・空き家へ同行、または単独で訪問します。写真相談では届かない床下・小屋裏・基礎の状態まで確認し、所見をまとめてお渡しします。
地盤と基礎まわりの状態、不同沈下や湿気の痕跡。
柱・梁・土台・接合部の劣化と、構造的な健全性。
伝統構法ならではの足元と架構を、専門の視点で評価します。
水や虫による被害の痕跡と、その広がり。
どこに手間と費用がかかるか、概算の費用感をお伝えします。
後日、診断の所見を文書にまとめてお渡しします。
こんな方から
私たちは不動産の仲介も、工事の受注もしません。だからこそ、売り手にも施工者にも配慮せず、依頼者だけの側に立って判断をお伝えできます。
これから買う方へ。写真や内見だけでは、床下も小屋裏も基礎も見えません。買ってから気づいても、手遅れです。
相続した方へ。売るのか、貸すのか、直すのか、壊すのか。判断には、その建物がまだ使えるかを知る必要があります。
すでに買った方へ。思っていたより傷んでいた。この柱は抜いていいのか。買った後こそ、第三者の目が要ります。
すすめかた と 料金
いきなり現地に来てもらうのは、と思われるはずです。最初の一段は無料にしています。見に行く価値があるかどうかまでは、こちらで判断してお返しします。
数枚の写真と物件の所在地をお送りください。見に行く価値があるか、次に何をすべきかをお返しします。
図面や写真を一緒に見ながら、活用の可能性、改修の注意点、耐震・構造面の不安を整理します。
半日ほどの訪問。床下・小屋裏・基礎・石場建ての足元まで確認し、後日その所見をお渡しします。
床下・小屋裏の本調査、図面化、改修の優先順位づけ。
限界耐力計算による耐震評価、補強設計、宿・カフェへの用途変更、補助金申請まで。
対応エリアは富山・長野・大阪、近隣は応相談。料金は建物の規模と移動距離によって変わります。
すべての段階を必ず進むわけではありません。診断の結果、「買わない方がよい」とお伝えすることもあります。
診断する人
二級建築士/住宅性能評価員/既存住宅状況調査技術者
古民家鑑定士/ヘリテージアーキテクト
長野県登録古民家再生専門家(古-080715-1)/日本民家再生協会 理事
伝統構法・石場建ての古民家を専門に、設計監理から建物インスペクション、限界耐力計算による耐震評価まで自ら手がけています。2008年から続けてきた実測調査の蓄積が、判断の根拠です。
大阪・吹田の古民家「SOU」と富山・立山町の二拠点で活動し、古い家の構造を読み、文化として次の世代へ残すことを仕事の根に置いています。
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